幸せな場所ってどんな場所?

ホタルカフェをどんな場所にしたいか。これまでただ漠然と「お客様にとっても、その他関わる人全てにとっても幸せな場所」としか考えていませんでした。みんなが少しでも笑顔になれて、前を向けるような場所にしたい。でもそれって実際どういうことなんだろう?って突っ込んで考え続けて、ようやくぼんやりとではありますが見えてきた気がします。

幸せな時間への扉?

ながいき工房さん手作りの扉。「何だかわからないけど気づいたら幸せ」な空間への扉にしたいです。

「お客様が幸せな時間を過ごす」というのがどういうことなのか、捉え方はたくさんあると思います。美味しい料理やデザートを食べる幸せ。自分の趣味にあったインテリアの中で時間を過ごす幸せ。さりげなく優しいサービスを受ける幸せ。自分のブログに載せるネタを考えながら、注文したものを美しく撮影する、なんていうのもひとつの幸せかもしれません。

ぼくたちが考える「お客様の幸せ」は、お客様同士がお客様自身の「素敵な部分」を出し合える幸せ、というのが一番しっくりくるんじゃないかと思います。(一人でいらっしゃるお客様もいるかもしれませんが、、、)話題の大小に関わらず、お客様同士がいつもよりも少し素直に、ちょっと良い話ができたり、照れながらもお互いの良いところを話しちゃったり、時には将来の夢とか明るい未来のことも語ったり。お悩み相談が話の中心で、それがたとえ明るい話題ではなかったとしても、解決に向けてポジティブなエネルギーが湧いてくるような。

お客様自身も知らぬ間に、そんな自分がムクムクと顔を出して、たちまち幸せなエネルギーでテーブルを満たしてしまうような場所にしたい。そしてそんなハッピーに満ちたテーブルが隣のテーブルにも伝染して、気づいたらお店全体が何だかわからないけど良い感じになってるような、そんなカフェにしたい。

だからぼくたちがまずすべきことは、そんな素晴らしい空気をバックアップする空間を作ることと、その空気をプッツリと切ってしまうような要素は徹底的に排除すること。演出や主張やこだわりがお客様の意識を遮ってしまわないようにすること。シンプルな作りにする一方で、絶対に手を抜いてはいけないポイントをしっかりと見極めること。空間作りと同じ考え方でサービスや料理のことも考えること。

そして何より、ホタルカフェで働くぼくたちが常に平和で穏やかな気持ちであり続けるよう心がけること。まずはそれが大事ですね。

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