ホタルカフェと同じ土地内に建設中のもうひとつの家。今年に入ってからの約半年、ながいき工房さんたちが毎日朝早くから現場に来て、丁寧に心を込めて作り上げていくのを近くで見てきました。北、南、東の3方向に設けられた縁側、爽やかな風の通り道、そしてホタル舞う田んぼを見渡しながら寛げるお風呂。随所に散りばめられた心づかい。

来週末、6月18日（土）・19日（日）の2日間、午後3時から8時まで、ながいき工房さん主催で、この家の見学会をおこないます。

詳しくはこちら「nagaiki-工房」

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トンボや蝶が飛び交い、小鳥がさえずり、水の中には最近は見ることの少なくなったドジョウやザリガニ。そして今の季節は、夜7時半頃になると源氏ボタルが飛び始めます。環境省「ふるさといきものの里100選」に指定されている多様性に富んだこの土地では、地元の方々が毎日の意識の中で、もしかしたら無意識に、昔からずっと受け継がれてきた自然を大切にしています。

「自然を守る」という言葉を使うのは違和感があるけど、「自然と共生している」というともっと大袈裟な気もして、言葉にするのが難しい。たぶん、周囲の自然環境はここの土地の方々の一部になっていて、毎日の生活の全てに「節度」があるのだと思います。都会と同じように便利な電化製品だって使うし、車だって乗る。でも節度がある。自然だって大切にする。でも極端な保護活動なんて必要ない。何事もバランス。

現代の都市生活で、ふと冷静に考えてみると、行き過ぎていること、極端なことってたくさんあるのではないでしょうか。ぼくたちも都市部からこの土地に移り住んだからこそ、この土地の方々にとって当たり前のことがとても新鮮に感じられる。そして地元の方々が当たり前にやっていることを見て、感じて、やっぱり素晴らしいと思う。

来週の週末、お時間のある方、ホタル鑑賞がてら「自然を愛でる家」を見に来てみてはいかがですか？