明日でちょうど3年

明日、2014年9月10日でホタルカフェは満3歳になります。オープンを翌日に控えたちょうど3年前の今日、静まりかえった夜の店内で巨大なムカデと遭遇し、スリッパで格闘したことをついこの間の出来事のように覚えています。ホタルカフェがどうなっていくのか、全く想像がつかなかったけど、勇気を出して、希望を持って、このお店を始めて本当に良かった。

いつもホタルカフェを支えてくれる友人から3周年のお祝いに素敵なプレゼントをいただきました。

いつもホタルカフェを支えてくれる友人から3周年のお祝いに素敵なプレゼントをいただきました。

茂原方面からひと山越えてくる道、田園の中をひた走る大原からの道、そして御宿や大多喜方面からの道を、お客様はみんなどんな気持ちで運転しているんだろう。

お客様とホタルカフェの関わりは「今日ホタルカフェに行こうか」と思ってくれた瞬間から始まっていて、だから時には、買い物などで外出した帰り道、ここへ向かうお客様の車内での時間を想像してみたりもします。

初めてホタルカフェに来る人は、馴染みのない道に少なからず不安を抱きながら、どんな期待を胸に運転しているんだろう。繰り返し来てくださるお客様は、どんな気持ちで見慣れた風景の中を走ってくるんだろう。

音楽を聴いたり、おしゃべりしたり、道に迷ってちょっぴり険悪な空気になったり、そうやって車の中ではそれぞれの時間を過ごしながら、ホタルカフェを目指してくれる数え切れないほどたくさんのお客様がいて、それがどれだけ奇跡的なことか、少しの想像力を働かせることで、あらためてそのありがたさを実感できることを知りました。

そして、ここ山田五区の地元の方々の存在も、ぼくたちは忘れてはいけないと思っています。外から入ってきたぼくたちがお店を始めたことで、何か思うところがある方々もいるかもしれないし、好意的に受け止めてくれている方々もいるかもしれません。いろいろな考え方があると思うけど、ホタルカフェが始まってからの3年間、お店の存在を忍耐強く受け入れてくださっていることにただただ感謝しています。

道に迷っているお客様にホタルカフェまでの道順を親切に教えてくれたり、ホタルが飛ぶ時期になると観賞スポットに案内してくれたり、地元で採れたお米や野菜や果物を分けてくださったり、時にはお土産にタルトを買いに来てくれる方々もいます。

ぼくたちはこれからも、地元の方々の手で美しく保たれてきた自然環境の中でホタルカフェをできることに感謝して、自分たちの立場をわきまえながら、謙虚に、でも自信を持って続けていきたいと思います。

3年前、ホタルカフェが何のためにこの世に生まれたのか、どんな状況にあってもぼくたち自身がそれを忘れないこと。そして大きなビジョンを持ちながらも日々のディテールに目を凝らして、どうしたらもっともっと素敵な場所にしていけるのかを、常に考えること。4年目に突入するホタルカフェを、これからもよろしくお願いします。

コメントが1件あります

  1. by 小川 大介 |

    三周年、おめでとうございます!

    森カフェを読んで、ホタルカフェの存在を知り、
    オートバイで散歩がてら行ってみようかな、と思ったのが僕の始まりでした。

    これからもゆるりとした時間を過ごせるカフェを期待してます。
    勿論キッシュもタルトも期待してます。

    頑張ってください!

コメントをどうぞ