ホタルカフェ初めての年の営業日も、残すところクリスマス・イブとクリスマスの2日間のみとなりました。11月にクリスマスの飾り付けをしたこともあって、クリスマス気分のピークをちょっと早めに持ってきすぎた気もしないでもないですが、24日、25日の営業に向けて、もう一度気持ちを新たにして、2011年を気持ち良く締めくくりたいと思います。

生のモミの木、クリスマスまで何とか持ちこたえて！

キリスト教の祭日としてのクリスマスがどんなものなのか。ぼく個人について言えば、頭ではわかっているつもりでも、感覚的なところでよくわかっていないのだと思います。商業的なイベントとしてのクリスマスに浮かれ、はしゃいでいたこともあるし、家族で静かに過ごすこともある。

ただひとつ確かなのは、本来の宗教的な部分がよくわかっている、いないに関わらず、クリスマスになれば、いつもより少し温かい気持ちになるということ。

そして、できるだけたくさんの人が、できるだけ長く、心に灯った温かい光を持ち続けることができるのなら、クリスマスはとても大切な1日になるのだと思います。

クリスマスの日に来てくださるお客様に、ホタルカフェとして何ができるのか。クリスマスシーズンを迎えるに当たって、ぼくたちが確認しあったこと。それは、これまでと同じようにホタルカフェでの時間を過ごしてくださるお客様に、これまでと同じように感謝の気持ちを込めて接すること。そしてクリスマス・イブとクリスマスの2日間は、いつもよりちょっとだけ違う準備をして、ぼくたちとしてできる限りの感謝の気持ちをお返ししていくこと。稼ぎ時としてのクリスマスではなく、気持ちばかりのお返しをするためのクリスマスにすること。

そしてホタルカフェで過ごす時間が、ほんの少しだけでもお客様の気持ちを温めることができたらいいなあ、と思う。温かい気持ちがいくつも集まると、そこに小さな奇跡が起こることもあります。ぼくたちにとっては「今日はホタルカフェに行こう！」と思ってくださる方が、1日に何人もいるということ自体が、殆ど奇跡のようなものだから、つまりぼくたちは毎週のように奇跡に遭遇しているのだけれど、ホタルカフェのクリスマスをきっかけに、誰かに小さな奇跡が起こることだって、絶対ないとは言えないのかな、とも思ったりします。

年末の忙しい時期に、ホタルカフェまで足を運んでくださるお客様がどれだけいるのかわからないけど、今週末ホタルカフェに来てくださるお客様、そしてこれまでにホタルカフェを訪れてくださった全てのお客様への感謝の気持ちを胸に、今年最後のホタルカフェでお待ちしております。