ドライウォール・ファーストコート

屋根裏部屋づくりの作業再開しました。こんなに小さな部屋ですが、ドライウォールのファーストコートに結局9時間ほどかかってしまいました。均一にパテを盛るのも、テープを貼るのも、へらで余分なパテを取り除くのも、最初はとにかくもたついてなかなか作業が進まない。とりあえず自分ひとりでひと部屋やってみて、少しだけ感触をつかめた気がします。

ドライウォールのファーストコート

屋根裏のドライウォール、ファーストコートが終わったところ

1週間ほど前に、ながいき工房さんの仕事のパートナーであり、ホタルカフェと家を建ててくださったNさんにドライウォールのファーストコートの実演をしていただきました。パテを入れたパウンドケーキ型のような箱とへらを巧みに操り、パテの箱をきれいな状態に保ちつつテキパキと作業を進めていきます。とても簡単に作業しているように見えますが、実際に自分でやってみると結構難しい。最初のうちはパテが服や床のあちこちに飛び散り、何度も同じところをへらで擦るから石膏ボードの表面の紙がボロボロになり、余分なパテを十分に取り除くことすらできない有様でした。

屋根裏のファーストコートを乾燥させている間に、次は食品庫のファーストコートにとりかかります。そしてファーストコートが完全に乾いたら次はセカンドコート。そしてサードコート。その後はペンキを塗って、床をはって、窓枠をつけて、、、先は長いです。そしてその後ようやくカフェ部分の石膏ボード貼りに入ります。石膏ボードを貼り終えたら再びドライウォール。そして久々の漆喰。なんだかエンドレスな感じで「いつ終わるんだ!」という気もします。

しんと静まりかえった屋根裏部屋で、ひとり石膏ボードの壁と向き合いながらパテを盛っていると、これがカフェづくりの一環であることを忘れてしまいそうです。ただただ目の前の作業に集中して、2、3時間があっという間に経過してしまいます。

作業中に仕事の電話がかかってくると、一気に現実に引き戻され、パテまみれのまま屋根裏から居住部分へ急ぎ足で戻り、頭を切り換えつつ話をしながらパソコンのある部屋へ向かいます。仕事の電話を終えると一瞬自分が今何をやっているのかわからなくなります。

初めてのことをやりつつ、仕事ではパソコンの画面の中の1ピクセルに目をこらす。1日があっという間に過ぎていきます。目も肩も首も腕も指も、全部が悲鳴をあげていてどこがきついのかよくわかりません。

今って実は結構困難な状況なのかも。でもカフェづくりに関わる全ての作業は、これからどんどん上手くなっていくはず。効率もどんどん上がるはず。そしてカフェづくりの作業と仕事を並行してやっていく術もどんどん身についていくはず。だからこれからどんどん状況は良くなっていくだけです。

困難な状況に正面からぶち当たるというよりは、自分の技量や考えを少しずつ上の方へ持ち上げていきながら、困難な状況をフワッと乗り越えるイメージが頭の中にかなりはっきり描けています。だから大丈夫、と自分に言い聞かせながら、明日もまた心機一転がんばりましょう。身体をこわさないように気をつけながら。

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