ホタルについてちょっと勉強

前にも書いたのですが、ぼくはホタルを見たこともなければ、ホタルについての知識もほとんどありません。これから先、ホタルが自生する地域に住み、カフェという場所を設ける上で、ホタルが自生する自然環境について学び、地元の方々と協力してその環境を保全していくことはとても大切なこと。というわけでまずは図書館で本を借りてきました。

ホタルの本を図書館で借りました

ぼくたちがこれから住むことになる地域に生息するホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルです。どちらも水生のホタルで、幼虫は水中で過ごし、陸にあがった後にサナギになり、そして成虫になります。ホタルというと、ついつい発光しながら飛び回る成虫だけに目を向けがちですが、成虫になるまでの全てのプロセスにおける自然環境のバランス、人為的な要因などの条件が揃っていることが重要なようです。

ホタルの数が減ったからと言って、安易に他地域から幼虫を連れてきたり、養殖した幼虫を放流したりすることは、根本的な解決にはならないんですね。一時的にホタルの飛翔数が増えれば見物客は喜ぶかもしれませんが、そこで産卵して幼虫が育ち、成虫になるための環境が揃っていなければ、ホタルが定着することはありません。

いつまでもホタルが生息できるように、ぼくたちにできることは何でしょう?ホタルの成虫が発光する時期は家の電気は消すとか、生活排水にも細心の注意を払うとか、日々の生活の中でできることはたくさんありそうです。そしてホタルカフェという場所を拠点に、環境保全に貢献できることも必ずあるはず。この地域の貴重な自然環境についての情報を発信したり、環境について考える機会を設けたり、具体的な保全活動に取り組んだり。

まずはぼくたち自身がホタルについてもっと知ること。そして地元の方々が既に取り組んでいる活動に参加してみること。そこから始めてみよう。

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