LET LOVE BE KING

7年ほど前、イタリアのシチリア島で偶然見つけた小さなお店があります。そのお店のオーナーでもある女性アーティストが描く、キュートで、ハッピーで、温かなイラストが散りばめられた食器やポストカードやTシャツの、あちらこちらに記されていた、ひとつのフレーズ。それが、“LET LOVE BE KING”。ホタルカフェにとって大切な言葉です。

“Love”という単語。おそらくほとんどの人が「愛」という言葉をイメージするのではないかと思います。そして何だかとても大袈裟なことのようにも、照れくさいことのようにも感じてしまうかもしれません。Loveが表す感情は、もちろん大切な人や家族や友達に対する気持ち、という場合もあるのだけれど、不特定多数の人に対する思いやりの気持ちだったり、時間を忘れて打ち込む何かに対する情熱だったりもします。

“LET LOVE BE KING”というフレーズが、英語を母国語とする人にとって、どれほど自然なものなのか、ぼくにはわからないし、シチリア島の女性アーティストがどんな思いでこの言葉を自分の作品に記しているのかも知りません。でも、このフレーズがぼくの胸のとても深いところに届いたことは確か。

ホタルカフェは決して趣味でやっているわけではないけれど、ビジネスでもない。全てにおいて利益を優先したり、ただ存続していくため、生活していくためにやるのなら、はじめからホタルカフェなんてやってない、と思っています。

「カフェで成功するんだ!続けていくんだ!」という強い意気込みも大切なものなのだと思うけど、正直なところホタルカフェが今後どうなっていくかは「明日も今の生活が続いているなら、ホタルカフェも続いていくよ」というくらい自然なものだと思う。

ぼくたちにとってのホタルカフェは、生活の延長でもあり、人との出会いの場でもあり、情熱を傾けられる空間でもあり、感謝の気持ちをお返ししていくところでもある。そしてここを訪れた人がほんの少しでも幸せな気持ちになれたり、前向きになれたり、穏やかな時間を過ごせたりしたらいいと思っています。

だから、「Money(お金)」や「Status(地位)」や「Honor(名声)」を押しのけて、「Love」がいつでも「King(王様)」であり続けること。数字を追いかけたり、不安になったり、迷ったり、暗い気持ちになったりして、ついつい大切なことが王座から引きずり下ろされそうになることもあるけど、この言葉があるからきっと大丈夫。

 

LET LOVE BE KING

 

地中海の島で出会った、美しいフレーズ。
今自分が何をすべきかを思い出させてくれる、魔法の言葉。

コメントが2件あります

  1. 「LET LOVE BE KING」

    そういう意味だったんですね。

    とてもすてきな言葉ですね。

    毎日本当に、色々なことに迷わされるけれど、
    そんな時には、私も心の中でつぶやいてみます。

  2. by hotarucafe |

    ちえぽんさん、ありがとうございます。

    LOVEって何だか重たい感じだけど、
    KINGっていうどことなくファンタジックなイメージの言葉が、
    フレーズ全体を軽やかにしている気がします。

    ちょっと深くて、軽やかで、潔くて、とてもシンプル。
    そして自然な英語なのかどうかはわからない。
    でもきっとそんなことどうでもいいんです。
    自分なりに咀嚼して、自分なりの意味を持たせることができれば。

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