河童は絶対にいる
何か大きなことにチャレンジしたいと思うとき、心の中で必ずと言っていいほど自分自身に「待った」がかかります。今更始めても遅いから、そんな才能はないから、お金が無いから、時間が無いから、だから上手くいくわけないから。そして「現実的に可能」だと思う範囲でちまちまとやってみて「やっぱり大してやりたかったわけじゃないんだ」となる。
ぼくにはそんな経験がたくさんあります。だからいつまで経っても「死ぬまでずっとやり続けたい何か」なんて見つからないし、そんな自分にちょっと腹が立ったり、むなしくなったり。
穏やかな毎日は本当に感謝すべきものだと思うし、そうやって感謝しながら、ただただ日々を積み重ねていくことは実際そんなに悪くないんじゃないか、というかとても幸せなことなんじゃないかって思う。ホタルカフェはぼくにとって本当に大切な場所だし、ここを訪れてくださるたくさんのお客様との出会いは、何ものにも代え難いものです。
それでも定期的に込み上げてくる「本当にやりたい何か」に出会いたい衝動。経済的に豊かになりたいとか、名声を得たいとか、そういうことではなくて、自分の人生をかけて、理想とする場所に限りなく近づいていく努力を続けたいと思う何か。
そんな日々を過ごしていたぼくに、「あっ」と気づかせてくれた小学生の女の子がいます。ホタルカフェに初めてお客様として来てくれたその女の子が、カフェの周りの田んぼや森を見て、ぼくに向かって放った言葉。
「ここには、絶対に河童がいると思う」
河童が実在するかしないか、じゃなくて、河童は「ここ」にいるはず。そもそも実在するかどうかなんていうのは、それはもういるに決まってて、どこにでもいるわけじゃないだろうけど、「この辺りにはいる」っていうこと。だから「河童は実在する」っていうのは大前提で、「でも本当にいるのかなあ?」なんていう疑いはこれっぽっちもない、という目で、何故ここには河童がいそうかを熱心に説明してくれたのです。
河童がいない、なんて実は誰にも断言できるわけなくて、彼女がいつまでその存在を信じるかはわからないけど、信じている限り、河童の存在を突き止める努力はできるわけです。(彼女もそこまでの思いがあって話してくれたわけではないと思いますが、、、。)その過程でたくさんの文献を調べて、いろいろな土地を訪ねて、人と話をしたりして、きっと素晴らしい出会いがあったり、貴重な経験をしたりするのだと思います。そしてもしかしたら、ついに河童とご対面!なんて場面がやってくるのかもしれないし、志半ばで河童探求の旅は終わりを告げるのかもしれない。
彼女が気づかせてくれたことは、何かに「チャレンジしたい」と思ったときの出発点が根本的に違うんじゃないかということです。できるかどうか、じゃなくて「そりゃあできるでしょう。生きてるうちにどこまでできるかはわからないけど」という前提じゃないと、今の時点の自分が想像できる範囲での現実的な夢とか目標ばかり思いついては「やっぱりこれも違う」ってガックリくる。その繰り返し。
万が一、河童を探すくらい突拍子もなくて実現が難しそうに見える夢を思いついても、「河童探し?やっぱり現実的じゃないかなあ。だいいち実在する可能性は極めて低いし、見つけても信じてもらえるかわからないし、でもまあもしかして河童を捕まえちゃったりしたら、有名人になっちゃうし、結構儲かるかも」なんていうくらいなら、きっとすぐ挫折しちゃうはずです。「河童は絶対にいるよ」って信じてなかったら本気で取り組めない。
大人になって随分たった今となっては、大きな夢やそれを可能にする自分の力を信じるには、少しばかり勇気が必要なのだと思います。でもきっとぼくが求める「何か」っていうのは、それを信じることから始めないと、いつまでたっても手に入らないんじゃないか、という気がしています。
本当に突拍子もないことでも、ものすごく壮大な夢でも、自分の魂を突き動かす何かがあれば、そこから目をそらさないこと。そして勇気を出して信じてみること。
「河童は絶対にいる」
必ずできる、はず。
“絶対”を探し求めて来ました(#^.^#)
時には虚しく、哀しく、寂しさに潰れそうになりますが、
“絶対”があるからここまでこられたし、
出会うために存在していると思いますo(^▽^)o
あきこさん、コメントありがとうございます。
きっと何かを強く信じて打ち込んでいる人たちは、
あきこさんのように、その過程で虚しさや哀しさや寂しさに直面するのでしょうね。
ぼくにはまだその感覚すらよくわかっていなくて、
やっぱり“なあなあ”な感じでやってきたんだなあ、と思います。
こんばんは!
先日5台のバイクで喧しくお邪魔させて頂いた者です
遊びの世界でも仕事の世界でも”自分が本当に・・・”って難しいですよね~~
昨年、世界一周をバイクで制覇した若者と知り合いまして・・・
彼が”経済・時間・年齢を理由にするのは逃げてるか、本気ではない・・・強い思いがあれば少々無謀でも実行するはず”
この言葉を聴いて”逃げてる”自分”強き思いが欠如”してしまった自分の姿がハッきり見えてしまったのです
本当にやりたい事や欲しい物って、たとえ不可能でも目標に向かって突き進んでみる事が大切なんですよね
小生の子供達にもその事を教えたいな~~
キセルさん、こんばんは!先日はありがとうございました。
自分で作ってしまったたくさんの「できない理由」を全てとっぱらって、
自分を信じて突き進んでみること、やっぱりそれしかないですね!
できるかできないか、じゃなくて絶対にやるんだ、できるんだ、
って強く信じて、ぼくもやってみようと思います。
今度は是非お子様もご一緒にいらしてくださいね!
始めまして。
河童、今から30年近く前に見ました。
場所は横浜市緑区(現在は都筑区か青葉区)鉄町の公道です。
大雨の深夜、川崎の百合丘へ友人を送る途中です。
身長50~70センチ程の河童が車の前を横切って
道路わきの田圃へ入って行ったんです。
お地蔵さんが被っている様な傘を頭に乗せていました。
ブレーキを踏む私に友人が「〇子も見たの!?」
私「河童だったね」
友人「やっぱり!」
数日後、友人がお姉さんにその話しをしたところ、
その辺りは以前沼が有り、河童が住んでいたとのこと。
なので本当に居ます。
ハルパンさん、コメントありがとうございます。
まさか河童に会ったことのある方からコメントをいただけるとは思いもしませんでした。
ということは、もしかすると本当にこの辺りにも河童がいる、
ということもあり得なくはないのですね、、、。