家の形ができています

先月の初旬から始まったフレーミング工事。屋根の野地張りが終わり、いよいよ建物の全貌が見えてきたようです。これまで結局4回しか現場に参加できませんでしたが、家づくりの楽しさも大変さも垣間みることのできた1ヵ月でした。そしてこれから屋根工事、窓の取り付け、外壁工事、内装と家づくりはまだまだ続きます。

家の形はNagaiki-工房さんのブログでご覧ください。そして今日は梁の取り付けと2階の床貼りを動画でご紹介します。

Nagaiki-工房さんがアップしているYouTubeの動画を観ると、まるでパズルやプラモデルみたいに簡単に次々と組み立てられているように思うかもしれません。実際Nagaiki-工房さんも「こんなの簡単、簡単!」なんて言っていますが、ぼくが現場で見ていた限り、当たり前のことだけどそんなに簡単ではないです。

通常、日本の2×4(ツー バイフォー)住宅は工場で壁が作られて、それを現場に運んでクレーンで吊って組み立てるらしいのですが、Nagaiki-工房さんの家づくりでは、現場で2×4の木材を壁の形に組んでそこに分厚い合板を打ち付け、それを一枚一枚人の力で起ち上げています。そのため、どの壁を先に組み立ててどういう順序で起ち上げるのか、全て頭の中に入っていなければスムーズには進みません。

工程を細分化していけばどんなモノ作りも、Nagaiki-工房さんの言うようにとてもシンプルなものなのかもしれません。そんなシンプルな作業を時に複雑に、そしてスムーズに積み重ねていくことで家の形が作り上げられていくのを目の当たりにすると、ただただ感動するばかりなのです。

これまでいくつもの家づくりに携わってきた経験と実績があるから、周りから見ていると一見簡単に見えるし、豪快に笑って「簡単」と言える。でもひとつひとつの家に魂を込めて向き合い、施主との信頼関係を何よりも大切にしてきたお二人だから、簡単という言葉とは裏腹に家づくりの難しさも苦労も、誰よりもわかっているのだと思います。

ぼくたちはホタルカフェとして、まだ何もやっていない。スタートラインにすら立っていません。夢や希望やその他いろいろと偉そうなことを書き連ねても、まだ実際には何もしていないんです。ぼくたちもNagaiki-工房さんのように、信念と誠意を持って仕事をしていきたい。スタートラインに立ったそのときに、大きなビジョンとワクワクを胸に、前だけを向いて自分たちの進むべき道をしっかりと見据えていられるよう、今はできる限りの準備をしようと思います。

コメントが2件あります

  1. 『準備』大切な事ですよね。
    一流のアスリートは皆万全の準備をする事の重要性を
    口を揃えて言います。

    暑い中お疲れ様です。いい汗かいてそうですね。
    澄みきった青空とどこをみても広がる緑。
    きっとそこはノルウエーよりも素敵な森なんでしょうね

  2. by hotarucafe |

    準備は本当に大切ですよね。ただ、力を集約すべきところがどこなのか、何から準備したらいいのかがわかっていると、準備もより上手くいくのだと思います。

    きっと一流のアスリートは「フォーカスしどころ」のようなものがハッキリとわかっているんでしょうね。難しいけどがんばろうと思います!

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