ホタルの季節が終わりました

少し前の話になりますが先々週の週末、今年3度目のホタル鑑賞をしてきました。7月の末にもなると、飛んでいるのはサイズの小さなヘイケボタルのみ。その小さく儚い光は、視界にとらえた途端に闇の中に消え、また別の光が視界のすみのほうで灯る。6月中旬に同じ場所で観た、源平入り乱れての光のハーモニーとはまた違う美しさです。

ゲンジボタル

水路を飛び交うゲンジボタル(2010年6月6日)

ホタルカフェを建てている場所でのホタルの鑑賞シーズンは、通常は5月下旬から7月下旬と言われています(川の下流のほうでは5月の中旬に最初の一匹が飛ぶらしいです)。5月から6月にかけてはゲンジボタルが、6月から7月にかけてはヘイケボタルが、周囲の田んぼや川、水路のあたりを飛び交います。

ホタルが自生する場所でカフェをするということ。いろいろな角度から、ぼくたちにできることは何だろう?と考えています。「ホタルを守る」ということを広い意味でとらえると、具体的な保全活動はもちろん、この地域やホタルカフェを訪れる方々に対して、ホタルが自生しているということの大切さを伝えていくことも、ぼくたちが担うことのできる役割なのかもしれません。

5月から7月にかけてのこのシーズンは、ホタルカフェにとって1年の中でも特別な時間になると思います。ホタルの生育環境保全という意味では、それ以外の時期がとても大切なのは言うまでもありませんが、「環境に悪影響を与えることなく、カフェに来てくれるお客様にとって、いつまでも記憶に残るような何か特別な体験をしてもらえるようなお手伝いができたら」そんなことを考えています。

コメントが2件あります

  1. by 恵美子 W |

    ほたるに源氏と平家があるなんて知らなかった!
    この名前の由来知っていますか?
     ホタルカフェの完成とても楽しみです。
    遠くから家族で応援しています!!

  2. by hotarucafe |

    日本に生息するホタルは40種類前後あるらしいです。その中でもゲンジボタルとヘイケボタルは、幼虫時代を水の中で過ごす3種類のうちの2つです。(もう1種は久米島にだけ生息するクメジマボタル)

    ゲンジボタルの名前の由来は源頼政の亡霊とか光源氏に関係しているとか、諸説あるようです。ヘイケボタルはゲンジボタルに似ているけどちょっと違う(ゲンジボタルより小さいし発光パターンも違います)ことから、源氏に対して平家ということでつけられた名前という説も。

    日本に来ることがあったら是非みんなで遊びに来てくださいね!

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