効率よりもスピードよりも大切なこと
一昨日つくっていた壁を起こしてきました。通常はクレーンで吊ってあっという間に終わってしまう作業らしいのですが、Nagaiki-工房さんのところでは人の力で起こすことにこだわっています。壁に押しつぶされてしまう危険と隣り合わせということもあり、慎重にリスクを排除しながらの作業になりました。
吹き抜けのリビングルーム部分の壁は、一番高いところで約6メートルもあるためかなりの重量です。少しだけ持ち上げたところで、小さめの脚立をつっかえ棒代わりに差し込み、また少し持ち上げては一回り大きな脚立を差し込む。それを繰り返しながら、最後は壁の上辺に仮止めしてある2×4の材木を一気に押して、無事に直角に立ち上がりました。
立ち上がった壁を床や隣り合った壁に固定しながら、居住部分の一階の壁が立ち上がり、室内の仕切りの壁のフレームも取り付けられました。これからカフェ部分の壁、二階(ロフト)の床、二階の壁、屋根の順番で組み上げられて、建物全体の形ができあがります。これからも現場に足を運べるときには、できるだけ参加させていただきたいと思っています。一日も早く、足手まといな存在でなくなるように、素人でもできるお手伝い(掃除とか?)をテキパキとこなせるようになりたいものです。
自分たちが住む家を支える壁の重さをしっかりと身体で感じ、ひとつひとつ丁寧に作り上げていくこと。効率の良さとスピードばかりが求められるこの世の中で、何かを作り上げることの大変さとありがたさを感じ、達成感を得ることの大切さ。お金さえ払えば何の苦労もなくいろいろなことが実現する、便利で、過保護な生活と引き換えに、ぼくが今まで失っていたものを少しずつ取り戻していきたいと思います。
いよいよ姿が現れ始めましたね。ブログで拝見しているだけだと
急に現れた!! って感じですがここにくるまで様々な苦労や決断があり、
そしてこれから先さらに、、、。
家(店)作りに実際に参加するのとしないのとでは、その後住み(使い)続ける時
愛情の注ぎ方が絶対違いますよね。
他人事なのに勝手に色々な妄想をしてしまいます。
ご近所の方々がお茶する姿、談笑するカップル、そして友人と挨拶をかわす
hotarucafeさん、、、。 みんないい笑顔。 とてもいい感じ。
どんどん妄想してください!ぼくも裏の田んぼ脇の木陰で休憩しながら、「ここから歩いてお店に来る人もいるかなあ」とか「近くで畑をやってるおばあちゃんと、デッキにいるお客様が言葉を交わしたりするんだろうなあ」なんて、いろいろと想像しています。
青いそらと深い緑色がすごくキレイ。
日本でも、自然がきれいなところで暮らせるんだよね。
窓からの田んぼの緑もすごくきれい。
電線も見えないし。
ステキな暮らしができそうだね!!
春には水がはられ、少しずつ丈を伸ばす稲が夏には鮮やかな緑になり、秋には稲穂が金色に輝く。田んぼで季節を感じることのできる場所です。ホタルカフェに来てくれるお客様にも、季節のうつろいを感じていただけるといいな、と思います。