怒濤のゴールデンウィーク

ホタルカフェで迎える2度目のゴールデンウィーク。昨年も比較的忙しかったし、心の準備もしていたけれど、予想を遙かに超えるたくさんのお客様に足を運んでいただけて、何とかギリギリ乗り切った、という感じです。特にトラブルもなく、充実の時間を過ごした一方で、これから考えなければならないことが浮き彫りになった2週間でもありました。

ホタルカフェの庭

一年前の今頃は、膝丈の巨大クローバーで覆われていた庭。これから少しずつ良くしていきたいです。

オープンしてから今まで、ホタルカフェのメニューの軸としてお出ししているタルトとキッシュ。ゴールデンウィーク期間中はいつもよりかなり多めに準備して、営業中もキッシュを追加したり、営業後にタルトを焼いたり。営業中に売り切れてしまうことや、種類が少なくなってしまうのは、客数の波や人の流れを読むのがほぼ不可能なこの場所の特質上、どうしても避けられない問題だと思っています。ただ今回はっきりしたことは、ゴールデンウィーク中に用意できたタルトとキッシュの数が、今のやり方の結構限界ギリギリに近いということ。

連休が終わって、普通の週末に戻れば、焼く数もいつも通りに戻るから特に問題ない、ということではなくて、いつか今回のゴールデンウィークくらいの数を焼くことが普通になるのなら、その準備をしておかなければならないということです。

朝からデッキで朝食を楽しむご家族や、カウンターに座ってタルトを頬張る子供達。ランチにキッシュをお腹いっぱい食べて、美味しかったからといってさらにお土産にも買ってくださったり。夕方、閉店の時間を気にしながらも、間に合ってホッとした様子でお茶をしていかれるお客様。このゴールデンウィークの状態をスタンダードにしたい、そう思わせるだけの具体的で鮮烈なイメージを、この2週間で目の当たりにしてしまったから、そこを目指すのなら、体調管理や仕込みのやり方をもっとしっかり考えなければならないと確信しました。

頭の中で思い描いている大小さまざまなプロジェクトがあって、近い将来少しずつ進化していきたいと考えているのだけど、まずその前に、今あるホタルカフェの姿というか、今現在のホタルカフェのありようを、丁寧に、全力で全うすること。そして今のホタルカフェの「最高の状態」を引き出すことができる準備を常にしておくこと。それが今取り組むべき、一番大切なことだと、このゴールデンウィークが教えてくれました。

東側デッキのカウンター席

これまでただの通路だった東側のデッキにカウンター席ができました。風が気持ちいい。

フレンチドアのオーナメント

いつもデコレーションを手伝ってくれる友人が作ってくれた、ナチュラルでアーティスティックなオーナメント。

facebookではちょこちょことお知らせしているのですが、前回の記事(もう2カ月近くも前なんですね!)の後、アプローチまわりの庭には東金の松樹園緑化さんにたくさんの樹木を持ってきていただいて、今では新芽がたくさん出てとても賑やかになっています。東側デッキにはNagaiki-工房さんのご協力で屋根が取り付けられてカウンター席も設置されました。デッキから見渡せる地元の方々の田んぼはすでに田植えが終わり、順調に成長しているようです。自宅の道具小屋もあとは窓の作成を残すのみ。そしていよいよ今月の下旬からはホタルシーズンに突入します。今週末の営業が終わったら、昨年に続き6月限定予約制のディナー「宵待ちホタル」の予約受付を開始したいと思います。「宵待ちホタル」までには客席のマイナーチェンジも考えているので何とか間に合わせたいところ。

それとメニュー関連のお知らせもいくつか。寒い冬にぴったりのホットチョコレートのご提供は先週末をもってとりあえず終了しました。大原の漁師工房「拓」さんからいただいたカタクチイワシを使った「自家製オイルサーディンと焼きトマト」のキッシュは、仕込んでおいた大量のオイルサーディンを全て使い尽くしたので、先週末で終了となりましたが、今月の終わり頃からは地元の空豆を使ったキッシュが登場予定。タルトも今月末か来月にはこれまた地元の五平山農園さんのブルーベリーを使ったタルト、富士見高原のかぼちゃん農園さんの「春のルバーブ」を使ったタルトが始まる予定です。

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