メニューづくり

ここのところずっと、ホタルカフェでお客様に提供するメニューについてみんなで考えています。石膏ボードを貼るのも初めてなら、カフェのメニューづくりも初めての経験。みんなどうやってメニューを考えているんだろう。作りやすさや原価、食材や味のバランス、などなど考え始めるとどんどん深みにはまっていきそうです。

タルトの試作品

タルトの試作品

ある程度「こういうものを出したい」というのはあるので、まずはとにかく試作してみて、美味しいか、見た目はどうか、胃がもたれたりしないか、原価はいくらになるのか、といったことをひとつひとつ確かめていかなければなりません。

ただ、メニューを決めるときの一番大切な判断基準はブレないようにしたいところです。どんなメニューなら効率が良いとか、女性にはこんなものが受けそうだとか、そういうのではなくて、作る側であるぼくたち自身が「気持ちを込められる」メニュー。ただただ時間に追われて仕込みをこなすだけのメニューではなく、食べていただく人たちの顔を思い浮かべられるくらい、思いを込めて作れるものを出したい。

もちろん作りやすさも原価も大切なことに変わりないのですが、いろいろなものをそぎ落としてシンプルに考え、何を一番大切にしたいのか、そもそも何でぼくたちはここでホタルカフェを始めるのか、というところに立ち戻ることが必要だなあ、と感じています。

昨日始めた屋根裏の漆喰塗りが終わりました。赤と黄色の色粉が混ざり合って、アーティスティックというか、ただのまだら模様というか、とにかく居住部分の内壁とは随分と違った印象に仕上がりそうです。完全に乾くのが楽しみです。明日は窓枠の取り付けと、床(パインの無垢材)張りをながいき工房さんに教えていただく予定です。

屋根裏の漆喰終了

屋根裏の漆喰終了。このまだら模様が乾燥時にどこまで自然に馴染むでしょうか。

屋根裏は小さな空間ですが、初めてのことばかりでかなり手間取ってしまいました。カフェの石膏ボード貼りも同時進行で進めてはいますが、これほどの遅れは予想外です。自分で実際に作業してみて、壁づくりの大変さとこの工程の大切さを実感しました。屋根裏での経験を活かしてカフェづくりの作業に励みたいと思います。

コメントが2件あります

  1. 久々にコメント致します

    ついにようやくメニューについての記事ですね

    我々はどこまで焦らされるのでしょうか、、、

    自分も一応飲食を生業としているので

    様々なメニューを見てきました

    そして自分の店で実際に販売している商品を

    口にする事も多いです

    特に今の店はケーキを売りにしているので

    種類も多く見た目も美しく実際美味しいです

    そして職業柄かもしれませんが

    女性スタッフからの差し入れというのが

    すごく多い事もこの職業の特徴かもしれませんし

    単なる思い過ごしかもしれません

    他を知りませんから、、、

    帰省や旅行のお土産はもちろんのこと

    イベント事 誰かの誕生日 ただ単に気まぐれに、、、

    地方の名産品 高級メゾンのチョコレート fromコンビ二の駄菓子etc、、、

    常にバックサイドに何かしら甘いものが置いてある

    そんな感じです

    そしていつもつまみ食いしながら思う事

    それはお菓子作りが趣味の子が作ってくるものに敵うものは無い

    ってこと

    外国の高級チョコレートや工場から毎日直送される販売用のケーキなど

    見た目の美しさでははとうてい敵いません

    しかしパティシエでもないただお菓子を作るのが好きだという子の

    作るお菓子が何とも美味しくて愛おしい

    彼女は単純に美味しいと言って食べてもらえる事が

    何よりも嬉しいと言います

    工場で作るケーキも手作りに変わりありません

    スタッフや職人の方々が一生懸命作っていらっしゃるはずです

    しかしよく知っている近くの友人の「手作り」

    別格に巧いわけでも上手いわけでもないのに

    なんであんなに美味いんだろう

    不思議だけどでも本当は答えは何となくわかっている様な気もする、、、

    また長くなってしまいました

    ちなみに自分はホタルカフェさんのタルトの試作

    審査員にはなれません

    何出されても「美味い」って言うに決まってますから

  2. by hotarucafe |

    コメントありがとうございます。

    料理に限らず、作り手の気持ちが込められているものは、
    やっぱり何かが違うのだと思います。
    説明のつかない違いかもしれないけど。

    ぼくたちはみんな、どこかで修行を積んできたわけでも、
    飲食業を営むのが昔からの夢だったわけでもありません。

    でも、ホタルカフェを何とかして素敵な場所にしたい、
    ここを訪れてくれるお客様に気持ちを込めて
    お菓子や料理を作っていきたいという思いだけは持っています。

    その思いだけをモチベーションに、
    「もうひと踏ん張り、もうひと工夫」と自分を鼓舞しながら、
    内装工事もお菓子の試作もがんばっています。

    そういう姿勢でホタルカフェを作っていくことが、
    そしてオープンしてからの営業を同じ姿勢で続けていくことが、
    このお店づくりに関わってくれた全ての人たちへの
    感謝の気持ちを表すことにもなるんじゃないかと思います。

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