地域の役に立つということ

ひとくちに「田舎」と言っても、その土地ごとに置かれている状況は違います。世界遺産を抱えるような有名なところと、観光客どころか住民の数さえも減少の一途を辿るところでは、当然のことながらそこに住まう者として地域への貢献の仕方は変わるはず。ぼくたちがこれから住む土地にどのように関われるのか、日々考えています。

「人とホタルの住むところ」と地元の方は言います。源氏ボタルや平家ボタルが自生するという非常に貴重な自然環境を、大切に大切に守りながら、新しく入ってくる人を温かく迎えてくれる人々が暮らしているところ。ぼくたちがそこで生活をし、カフェという場所を設けることで、環境に悪影響を及ぼしたり、地元の方々の居心地が悪くなったりするのはもってのほかですが、何らかの形で地域にプラスになる存在になれれば、と思っています。

観光地でもなく、住民の数も少ない場所で、飲食業がどれだけ地域にとって良い影響があるのか、そもそも飲食業として成り立つのか。確かに「お店に来ていただいたお客様に飲食を提供する」というカフェとしてメインとなる業務がどれほどの規模になり得るのか、ということだけを考えると、難しい部分も多々あるのだと思います。ぼくたちが考えているのは、カフェという場所を持ち、そこを拠点として地域の方々との協同を通して何らかの展開をしていきたいということです。

地域の幸せ、お客様の幸せということを見失わない努力をすること。自分たちの向かうべき道を明確に示していけば、結果は自ずとついてくる!と自分たちに言い聞かせながら、一日一日を過ごすこと。それが最終的に地域の役に立てばいい。そうなれば幸福感や満足感は必ずぼくたちに跳ね返ってくる、、、はず。

「地域」に属しているという意識が希薄な都市生活で、ぼくも地域というものに無関心な人間になりつつありました。これから住むところには都市部にはない、田舎特有の人付き合いなどもたくさんあると思います。クセのある人もいるだろうし、戸惑うこともあるかもしれない。でもうれしいことも、きっとたくさんありますよね。

あまりいろいろ計算せず、向き合っている相手に対して、与えうる限りのポジティブなエネルギーを発すること。口で言うほど易しくはないけど、それがぼくの人生の個人的な目標でもあり、ホタルカフェが存在する(まだ半年以上先だけど)意味でもあり、地域への少しばかりの貢献にもなるのかな、と思います。

コメントをどうぞ